
これまでにもご紹介してきたリプロダクション、サイトトランスレーション、クイックレスポンスなど、通訳訓練でお馴染みの手法をふんだんに取り入れた教材 『英語リプロダクショントレーニング』シリーズに改訂新版が登場しています。今回はその魅力をご紹介します。
目次
通訳トレーニングの入門書に最適
英語リプロダクショントレーニング 改訂新版
旧版では入門編という位置付けで出されていました。
解説やお手本がしっかり用意されているので、初心者の方でも取り組みやすい構成になっています。これを一冊やりきることで、自信がつくはずです。
レッスンの構成
各レッスンは、通訳トレーニングに必須のステップが段階的に組み込まれています。
STEP 1 クイックレスポンス
日本語を見て、即座に英語の単語・フレーズを口に出す練習。
STEP 2 シャドーイング&リピーティング
音声を聞きながら少し遅れて復唱(シャドーイング)、または文単位でリピート。
STEP 3 サイト・トランスレーション
日本語訳を見て即座に英語に変換。
STEP 4 イラストを見てリプロダクション
イラストをヒントに状況に合った英語を発話。覚えたダイアログをそのままでも、自由に表現を変えてもOK。
全21レッスン+音声
1レッスンのダイアログは約1分とコンパクトです。
この教材で通訳トレーニングの基本を身につければ、他のさまざまな素材や教材でも応用できます。
音声は学研のアプリやWebサイトからダウンロードできて、収録時間は約2時間弱です。
ビジネス編もおすすめ
英語リプロダクショントレーニング ビジネス編 改訂新版
こちらは、会議、交渉、プレゼンなど、実際のビジネスシーンを想定した全20レッスンを収録。「英語リプロダクショントレーニング」だけだと物足りなかった方、さらに上を目指す方にぴったりです。
旧版からの改訂について
この改訂版は、以前DHC出版から出ていたシリーズを、学研が新たに刊行したものです。旧版には「アドバンス編」(紙書籍のみ)もありました。今後、このアドバンス編の新版が電子版と共に発売されることを期待しています。
続けやすい一冊から始めてみよう
独学でスピーキング力を本気で伸ばしたいなら、通訳トレーニングは本当にオススメです。その手法を体系的に取り入れたこの教材は、初心者からビジネスパーソンまで、幅広く役立つ一冊です。
無理なく続けられる工夫がされているので、初めての方は特に使ってみてほしい教材。
気になったら、まずは1レッスンから試してみてください。