侮ってはいけない1歳半健診

1歳半の健診は発達関連の早期発見に大事な健診とされています。

長男の1歳半健診の時、私はそんな認識まったくないママでした。

今、小学生となった長男は他の子と比べて何かと困ることが多く、発達障害や自閉症傾向があるということで、普通級に通いつつ、週1〜2時間の通級学級にも通っています。

長男の発達について具体的に検査してみた方が良いと言う状況になったのは小学校に入ってからです。

このことでカウンセラーや心理士さんとお話した際に必ず聞かれたのが乳児健診のときのこと。

実は1歳半健診の時、語彙が少ないと指摘されたことがありました。その時、私の評価として書けた言葉は2語くらいだったかと思います。すると「言葉が少ないようなので言語専門の先生と別途お話ししてみませんか」と促されました。少し深刻そうな雰囲気だったとは思うのですが、ちょうど仕事も忙しく健診であまり長く滞在したくない、という気持ちがあり、色々言い訳をして断ってしまったのです。

そもそも私の意識の中に(今の段階でこのくらいの言葉数ってそんなに問題あるのかなぁ、、、)という気持ちがありました。語彙が少ないこと=発達の遅れを疑ってもいいかも、という知識は当時の私の頭の中にはまったくありませんでした。

念のため、通わせている保育園の先生にもそのことを話してみましたが、男の子だし普段の様子を見ていても問題があるようには見えませんよ、と言うお返事だったのもあって、その時は良しとしたのです。

今となって振り返っても、健診で指摘されたあのとき、ちゃんと言語視聴覚士さんのお話を聞いていれば何かが違ったのではないかという後悔があります。もちろん、そこで話を聞いていたとしても、今の状況に大差なかったかもしれませんが、それでも母親としての努力不足、知識不足は否めません。今でこそ、ネットで発達障害の検索をしたり、本を読んだりしているので、健診のときの“言葉の遅れ”についての記事はよくみかけます。当時も同じようなことを調べていたらな、と思ってしまうわけです。

言い訳してさっさと帰るなんて私くらいかもしれませんが、今思い出しても軽率だったな、と泣けてきます。

子供の成長段階ではささいなことでも見逃さないことが大事です。だからこそ、こうした健診が国から提供されているんですよね。

戻れるものなら戻ってみたい、と思う私の失敗エピソードでした。