海外の大学講義に参加して英語漬け環境を作ってみよう!

「英語を勉強する」から「英語で学ぶ」へ。ある程度、英語ができるのであれば、英語を学ぶため、ではなく、学びたいことを英語で吸収するのも語学力を飛躍的に伸ばす最も効果的な方法の一つ。

今や大学の講義も無料で聞ける時代です。海外留学した気分で英語漬け環境を作れば、英語力をさらに伸ばすチャンスですよね。

英語で「学ぶ」最初の一歩はYouTubeから

まずは YouTubeに公開されている大学の講義を探るのがオススメです。

【おすすめポイント】

  • YouTubeを見る環境があればそれ以上の費用・登録は不要
  • 字幕付きで理解しやすい
  • スマホでも手軽に再生可能

「勉強」というよりも、海外の授業を“のぞく”感覚で気軽に始められます。

YouTubeで聴講できる海外大学講義

有名どころをピックアップしてみました。

① Yale Courses

YaleCourses 公式チャンネル

アメリカの名門、イェール大学の講義が公開されています。 特に、ポール・ブルーム教授による心理学入門(Introduction to Psychology)は、各所で紹介されている人気の講義です。

興味ある分野の講義を探すなら再生リストをチェックすると探しやすいです。

動画例

② MIT OpenCourseWare(MIT OCW)

MIT OpenCourseWare 公式チャンネル

こちらも科学技術分野で世界トップクラスと言われるマサチューセッツ工科大学(MIT)の講義を見ることができるチャンネルです。

実際の授業映像を通じて、自然なアカデミック英語を体感できます。

動画例

③ Gresham College(ロンドン)

Gresham College 公式チャンネル

1597年創立のロンドン市民向け公開講義。イギリス英語で語られる哲学・社会・科学が中心。

動画例

番外編:Harvard Business School

ハーバード大学の経営大学院として著名なハーバードビジネススクール。

これまでに紹介した大学のように具体的な講座が見れるというわけではないのですが、授業内でどのようなディスカッションがされているか、ということが以下のAcademicsという再生リスト内の動画で見ることができます。

能動的に講義を聞く、というのではなく参加型のディスカッション形式の授業の一部分だけでも見るのは良い刺激になります。

再生リスト:Academics

再生リスト内の以下の動画が特に講義内容を見ることができます。
Take a Seat in the Harvard MBA Case Classroom

大学の講義だと少し難しいと感じる人に

以下は、もう少し短い時間だったり、アニメーションが取り入れられたりと楽しみながら学習できるチャンネルです。

Crash Course

Crash Course 公式チャンネル

crash course = 集中、特訓コース、という意味があります。
アニメーションと合わせてテンポよく解説が進む教育チャンネル。1回の動画は10分前後なので気軽に聞き始められます。

動画例

TED-Ed

TED-Ed 公式チャンネル

5〜10分で完結するミニ講座のようなもので、分かりやすく見応えあるアニメーションなのであっという間に聞き終わります。朝10分、コーヒーを飲みながら見るのが習慣になると良いですね。

動画例

本格的に学びたい人には edX も

視野を広げてしっかり講義を選んでみたい、という人には edX というサービスがあります。

edX公式サイト

edX(エデックス) は、ハーバード大学とMIT(マサチューセッツ工科大学)が共同で立ち上げた世界最大級のオンライン学習プラットフォーム。ハーバード・スタンフォード・オックスフォードなど、世界160以上の大学や教育機関が参加し、3,000以上のコースが提供されています。

有料コースに申し込むと修了証をもらえたり、コースによっては学位も取得できたりするものもあります。キャリア設計や生活スタイルによって、様々な学びを経験できます。

最後に

海外大学の講義と聞くと少し構えてしまいますが、私自身、難しい内容を全部理解しているわけではありません。むしろ “なんとなく雰囲気で聞いてみる” くらいの気軽さで楽しんでいます。

それでも、英語に触れる時間が自然と増えたり、知らない世界をのぞけたりと、小さな発見が積み重なっていくのが大人の学び直しの面白さだと思います。

英語で本格的に学ばなきゃ…と力まずに、まずは興味のある講義をひとつ再生してみてください。英語で学べている自分に気づいた時、英語ができる自分も感じられるはずです。せっかく学んだ英語はどんどん使っていきましょう!