英検1級合格までに私が使ってきた教材を紹介します。
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単語対策
単語はジャパンタイムズ出版の「出る順で最短合格! 英検1級単熟語 EX」と旺文社の「英検1級 でる順パス単」と長い間で2冊使っていましたが、最終的には若干単語量の多い「単熟語EX」を繰り返していました。残念ながら、2014年に発売されて以来、改訂などもなく、取り扱いも少ないようです。今後、電子版と共に改訂されることを期待したいです。
英検1級筆記の大問1に出る単語の穴埋め問題。特にここに登場する単語が難解すぎる、という話をよく聞きます。私も1級を初めて受験した頃は、「こんな単語見たことないよなぁ…」と自分の知識不足を棚に上げて思っていましたが、多読多聴を進めるほど、1級の単語なんてネイティブには日常茶飯事のものだな、ということを痛感しました。そもそも、ネイティブにも分からないような単語が日本人向けの英語テストに出るわけないですよね ^^;
むしろ英語圏の新聞記事などを読んでいれば、1級でカバーしていないさらに難しい単語はあまたと出てきます。なので、特にビジネスで英語圏の人と交流がある場合は、自分で話す時に使うことはなかったとしても、リスニングやリーディングの際に1級レベルの力があって損はないので、上を目指す方にはTOEIC以外にオススメできる試験だと思っています。
また、英検1級対策の学習を進めて合格に近い実力がついてくれば、自然とTOEICでも高得点が出せるので一石二鳥です。
長文読解
長文読解は普段から英字新聞、洋書を読んだりすることはもちろん、試験慣れする必要があるので、旺文社から出ている過去問題集に加えて「英検1級 長文読解問題120」に取り組みました。
英作文・面接・リスニング
筆記最後の難関、英作文には「英作文問題完全制覇」です。
トピックのテーマに対する自分の意見を書いていくわけですが、これはもちろん2次試験の面接対策にもつながります。なので、この本の前半の分野別の例文をひたすら音読、シャドーイングして、後半の実践問題で英作文してみる、という形をとっていました。
英作文でどれだけ自分の意見を出せるかは面接での瞬発力にも大きくつながります。
面接対策用に「英検1級 面接大特訓」も使いましたが、こちらも構成としては、上記の英作文完全制覇と変わらず、前半に覚えるべきキーセンテンス例が取り上げられていて、次にエッセイとQ&Aが訓練できる形になっています。表現や演習の数を増やすための追加教材でした。
「過去6回全問題集」の最新版に出てくる出題内容でエッセイやスピーチを作る、解答のモデルスピーチの音読、シャドーイングも欠かせませんでした。どんな試験でも過去問は必須ですよね。
リスニングの問題対策としては、上記過去問題集に加えて「英検1級リスニング問題150」で補いました。問題を解いた後で、スクリプトの音読、シャドーイングを学習に組み込むと良いですね。
英検1級対策 まとめ
英検1級向けの市販教材はこれで十分だと思っています。
そして、もちろんこうした教材しかやらなかったのではなく、これに加えて、英字新聞や洋書を読む、English Journal、CNN Egnlish Express、YouTubeなどのネイティブ英語を聴きこなす(リスニング対策は基本コレ)ということに取り組んでいました。日々、英語漬けになること自体が対策なので、その学習時間を捻出するタイムマネージメントも重要です。
こうして英検1級対策をしていたおかげもあって、英語力も総合的に上がったと思っています。たかが試験とは言え、学習するモチベーションの継続には効果があると思う派の私です。