おすすめ単語教材:Z会 速読速聴シリーズ

Z会の単語教材、速読速聴・英単語シリーズ。
単語とその意味がただ列挙されているだけでなく、覚えるべき単語や表現を使ったダイアログや文章を掲載。年月の経過とともに内容を新しくすべく各レベルで改訂も頻繁にあり、作り込まれた良書です。音読・シャドーイングも推進している教材でもちろん音声も必ずついてます。

Basic 2400 ver.3

注意:改訂版 ver.4 が2023年3月に刊行されています。

語彙レベルと掲載語数

・Z会記載のレベル:初級(CEFR A1〜A2、TOEIC 500点台、英検3級〜準2級向け)
・中学から高校1年生程度の教科書に出てくる単語をカバー。
・実際の掲載語数は、単語と熟語合わせて 2435

構成

・Part I 中学英語 1〜80
・Part II テーマ別 1〜62

Part I のダイアログや文章はほとんどが100ワード未満の短いものなので、英語学習をもういちど中学英語からやり直したいという方には、取り組みやすい量です。

Part II になると自分家族・家庭日常生活旅行学校・教科ストーリーとテーマ別にさまざまな内容がちりばめられています。Part I よりも文章量は多くなります。

本文以外に掲載されている、コラムではおさえておきたい基本動詞や前置詞の概念が解説されてあったり、ピクチャーディクショナリーには学校では習わない日常生活に役立つ語句も登場しています。

リスニングが超苦手な方は

Part I は、音声もゆっくりめに収録されています。テキスト見れば内容はわかる、単語もほとんど知ってる、でもこれが聞き取れない、というリスニング苦手な方は、まずはこのレベルの記事すべてシャドーイングできるようになるまで繰り返すことオススメします。

Daily 1500 ver.3

注意:改訂版 ver.4 が2024年7月に刊行されています。

語彙レベルと掲載語数

・Z会記載のレベル:初中級(CEFR A2〜B1、TOEIC 500〜700点台、英検準2級〜2級向け)
・見出し語 単語1185語、熟語315語 = 1500語 + 派生語 668語

TOEICとCEFR対照表

構成

テーマ別 11項目

テーマは、日常生活自分旅行ショッピング食事・料理スポーツ健康・癒し音楽・アート本・エンターテインメントサイエンス社会活動とあり、全143のダイアログや記事を学習できます。

TOEIC600点台の学習者が見るとまだまだ知らない単語がある、となるので、語彙量に不安のある方はDailyをしっかり取り組むことでTOEICスコア700点以上は狙えるはずです。

Core 1900 ver.5

ここから中級レベル。ニュース記事中心なのでDailyよりかなり難しくなります。

語彙レベルと掲載語数

・Z会記載のレベル:中級(CEFR B1、TOEIC 600〜800点台、英検2級〜準1級向け)
・見出し語 単語1451語、熟語488語 = 1939語 + 派生語 1573語

構成

・Part I News Articles
・Part II Short Passages

Part I は、環境教育社会政治・国際情勢経済・ビジネス司法科学・テクノロジー医療・健康といったテーマに分かれています。
文章はオリジナルのものから、The Japan Times、The Economist、The Daily Yomiuriなど実際のニュース記事も掲載されています。

Part II も会話環境・医療教育社会政治経済司法科学宗教芸術・文化仕事その他とテーマ別に短い会話やセンテンスの中に語彙や表現がちりばめられています。

Opinion 1100 ver.2

語彙レベルと掲載語数

・Z会記載のレベル:中級(CEFR B1、TOEIC 600〜800点台、英検2級〜準1級向け)
・総収録語数 1949語(単語・熟語 845語、キーフレーズ 254語、関連語 841語)

構成

Part I 日常生活では、特に身近な社会問題についてのダイアログ・記事、Part2 は、教育・社会、生命、司法、環境・国際というテーマ別のダイアログ・記事がそれぞれ収録されています。

Opinion(意見)という本のタイトル通り、自分の意見を述べる際に必要なキーフレーズがちりばめられていて、中級とはいえ英検1級のエッセイや2次面接対策にもなる優れものです。

Business 1200 ver.2

語彙レベル

・Z会記載のレベル:中上級(CEFR B2、TOEIC 700〜900点台、英検準1級〜1級向け)

構成

英語でビジネスについて学ぶ、がコンセプトになっていて、Part I ではビジネスに必要な知識・用語などが英語で学べる教科書のような内容です。
Part II は、経済、経営、会計、マーケティング、マネジメントなどビジネス関連の記事が並びます。出典も The Economist、The Wall Street Journal、The Financial Timesなど主要な英文雑誌、新聞などからなので、英語教材であるだけでなく、単純に読み物として楽しめます。

Advanced 1100 ver.5

語彙レベルと掲載語数

・Z会記載のレベル:上級(CEFR C1、TOEIC 900点台、英検1級向け)

構成

シリーズ最上級ということで、カバーする分野は、社会、政治・国際、経済・経営、司法・法律、医療・健康、科学・テクノロジー、歴史・文化と多岐にわたります。特にビジネスに特化したものを必要としないのであれば、Business 1200はなくても、Advancedで十分かと思われます。
出典も主要な英字新聞、英文雑誌からの記事が収録されていて、かなりのリーディング量になります。