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ディクテーションとは
英語のリスニング力アップに欠かせない学習法にディクテーションがあります。
英語の音声を聞いてテキストを起こしていく、というものです。
集中してすべての単語を拾っていく作業なので、これをしっかりやっていくことで、どういったところが聞き取れないのか具体的なことが見えてくるので弱点を拾えます。
聞こえないことの原因としては主に以下があります:
- 単語を知らない
- 単語の発音を知らない
- カタカナ発音が抜けていない
- 英語の音声変化に慣れていない
英文を読んで、訳を見て、さらっと理解したつもりでいても、ディクテーションしてみると聞き取れていな箇所が洗い出されて、分かっていたようで分かってなかったんだな、ということに気づけます。
さらには、the なのか that なのか、a か the なのか、つながってるところが全然聞こえない、音声変化についていけていないのか、など細かい弱点も分かります。
大量に聞いて慣れることも必要ですが、発音、音声変化、フォニックスなどもおさえておきたくなりますね。
ディクテーションの方法と教材
テキストに起こす時のツール
タイピングする、手書きする、今なら音声入力もいいですね。
手書きもノートに書くのではなく、iPadなどのタブレットに書き込めばデータ化できます。
このあたりは取り組みやすい方法を選んでみてください。
個人的に早くて効率がいいと思うのは音声入力です。
PCでもスマホでも様々なアプリが音声入力に対応していますが、私はiOSに標準で入っているメモアプリを活用しています。
英語で音声入力するので、認識してもらえるかどうかで自分の発音チェックにもなります。
いざ文字起こし
特に最初のうちは1回で聞き取れなくてもOKです。
起こしている間に文章を忘れたりもしますので、細かく区切って何度も繰り返し音声を確認します。
発音や音声変化を理解する段階では、答え合わせをしてからの確認作業が大事です。
正解の英文を見て、音が認識できればOKです。これを何度も繰り返していくうちに繋がった音が認識できるようになります。
ディクテーション教材
教材は音声と英語スクリプトがあれば何でも活用できますが、初級者の人で日本語訳や文法解説があったほうが良い、という場合は体系的に編集された教材を使ってみてください。
新たに教材を買わなくともお持ちの教材で、まだ聞いていない箇所があればディクテーションから初めて見てください。
やり始めると集中できますし、ハマる人はハマると思います。
ディクテーション用おすすめサイト
お金をかけずに既存のサイトを活用することももちろんできます。
以下はスクリプトが揃っているサイトです。
TED
言わずと知れた有名なサイトですが、英文情報がある動画も多いのでプレゼン英語をしっかり学ぶのにもちょうどいいですね。
TEDICTというスマホのアプリであれば、アプリ内でディクテーションできる機能もついていたりします(一部有料)。
Breaking News English.com / News in Levels
どちらも短いニュース記事がレベル別に掲載されているサイトです。
Breaking News English.com の掲載記事には学習用の音声からドリルまで様々なコンテンツが付随しています。英語学習者には至れり尽くせりのサイトです。
News in Levels も各記事の読み上げ音声があるのと、関連ニュースを紹介したYouTube動画も紹介されています。