スペイン語力を試すには？DELEを受験してレベルアップを目指す -

英語にはTOEIC、TOEFL、IELTSなどなど世界的な試験がいくつもありますが、スペイン語にもスペイン語力を測る世界に知られた試験があります。

通称DELEという試験です。
このページではDELEについてまとめてみました。

DELEとは…

DELE（Diplomas de Español como Lengua Extranjera）スペイン語検定は、スペイン教育・職業訓練省が発行しているスペイン語能力を証明する資格。日本ではインスティトゥト・セルバンテス東京が実施運営しています。

DELEスペイン語検定のレベルは、A1（入門）、A2（初級）、B1（中級）、B2（中上級）、C1（上級）C2（最上級）があります。

これはヨーロッパ言語共通参照枠（CEFR）に基づくものです。

フランス語、ドイツ語などメジャーなヨーロッパ言語の試験レベルもA1〜C2で分かれているので、ヨーロッパ諸国の言語学習者にとっては共通のレベル認識となります。

日本でも英検やTOEICなどの試験とCEFR基準のレベル比較がさまざまな機関や学校から出ています。
以下のリンク先では、TOEICを運営するIIBCのホームページの比較表を見ることができます。
TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表

DELEは、読む、書く、聞く、話すの4技能をしっかりテストされます。

なので、この試験の準備をすることで総合的な力をあげられることは間違いないです。日常的に必要なことから広告、新聞、エッセイなど内容も多岐にわたっています。

幅広い語彙や表現に対応していかなければならないので大変ではありますが、レベル分けされているので無理のないレベルに挑戦してステップアップを試みるのが取り組みやすいと思います。

一番は、まず、サンプル問題をやってみて感触をみるところだと思います。

インスティトゥト・セルバンテス東京のウェブサイトには試験サンプル問題があるので、まずはそこで気になるレベルの問題をやってみましょう。

また、私がDELEを受けるにあたって重宝していた実践問題集を発行しているAcademia Vegaという学校があるのですが、レベルA1の教材デモがYouTubeで公開されています。

以下がAcademia Vegaが出しているDELE模擬試験問題集です。
A1からC2まで揃っています。

リンク

kindle 電子版はとてもお得です。リンク先のamazonにも詳しい説明がありますが、６テーマ毎に4技能の問題があって、問題量としては充分です。
本番試験対策用としては、私はこのシリーズ１択です。　

初めてDELE A2を受験した時にしんどかったこと、それは…

筆記試験と口頭試験の試験会場が別だったこと❗️

筆記試験は土曜日に実施されますが、口頭試験は同日土曜日か翌日の日曜日になります。どちらになるかは受験票をもらうまで分かりません。

私の場合、土曜日の朝9:30にインスティトゥト・セルバンテス東京で口頭試験、そのまま午後2:30に東京国際フランス学園で筆記試験となり、移動や待ち時間も含め１日がかりの試験でした。

口頭試験と筆記試験の会場がこんなに離れているなら、土曜日が筆記、日曜日が口頭試験、というパターンのほうが良いような気もしましたが、こればかりは受験者が選べないので運だのみですね💦

受験の申し込みはオンラインかメールのみです。
受験票もメールで届きます。
申し込んでから身分証明書などのコピーを送付したりしなくてはなりませんでした。申し込み手順はインスティトゥト・セルバンテスの申し込みの流れにあります。

語学に限らず、何かを極めようと思う時、自分の現状レベルを知ることは、その先の計画をたてる上でも大切です。

あと短期的な目標としても試験を設定しておくと学習も続きやすい気がしますし、メリハリもつくかなと思っています。

語学を学ぶ目的はみなさんそれぞれですが、資格として履歴書にも載せられる試験（DELEは一度受かると一生残る永久資格です）があるなら、上手に試験を取り入れて学習する励みにしたいですよね。